精神的受け攻めについて：ついに答えが出た

「スピンオフ楽しみだし、もちろん観に行ける限り行くけど、せーぶ全然わからないんだよねえ」などと行っていた女が、ついに昨日、鉄ミュを見なかったら知り合いでも住んでない限り絶対に降り立つことはなかったであろう駅：南大塚駅に行って参りました。
こんにちは信越担私です。
そう、南大塚駅とは西武の嫁こと安比奈ちゃんが走り始めるはずだった西武新宿線の駅です。

今日は何故ブログを書こうと思ったかというと、数年前「精神的には攻め」と言った腐女子歴が浅かった私に対して友人が問うた「精神的受け攻めってなに？」という質問に対して、彼女を納得させる答えを提示出来なかった私が、腐女子としての年数を経て答えを出したからです。

ないわ。

ごめん、貴方が正しかった。
なかったわ。
※個人の感想です。

チャリアをね、言わずと知れた黒バス界のニコイチ、チャリアカー組について日夜妄想していた頃に、少しだけその答えに近づいてはいたんだけど、あの時はまだわかってなかったから「緑高だけど高尾の方が精神的に攻め」等とよくわからないことを抜かしていたような気がする。

順を追って書いていきます。
ｵﾒｰの思考の歴史興味ﾈｰﾖという方もいるかもしれませんがこれを入れないと説明が出来ない。何故当時の私は精神的受け攻めなどと言っていて、今や精神的受け攻めはないという答えに辿り着いたのか、これを語らないと他人に説明が出来ない。

いつも通り長くなること必至なのでざっくり先に言っておくと、私が精神的受け攻めという単語を口にしていたのは、「受け側の身体的特徴に女的要素を求めていたから」で、かつ、「男の方が身体的に恵まれている（デカい）」という、無意識のうちにこの社会で生きてきて刷り込まれていた固定観念があったからだと思う。
先に言っておきます。ここでいう男らしさ・女らしさ等の意味に、意図的な差別意識があるわけじゃないです。ジェンダーとかの話をしてるわけじゃないです。
私が二次創作ＢＬをどういう風に考えていたかという話。

大体、私自身飛びぬけて大きい方ではないけれど、小学校１年生の頃からずっとクラスで背の順に並べば後ろから３番以内に入っていたし、中学卒業時だってまだ私より小さい男の方が多かったというような人生を送っていて、女は等しく皆小さいわけではないことくらいわかっていたというのに何でこうなった。

少女漫画で育ったからだろうか。
週刊少年ジャンプも読んでいたけれど、家にある漫画は少女漫画の方が多いし、ジャンプ作品で恋愛に主眼を置いたものはあまり読まなかったし、「恋愛の価値観」は知らず少女漫画で形成されていたんだと思う。
かつ、単純に自分が大きい女だったから、小さい女の子・華奢な女の子に憧れていた。しかもバリバリの運動部で色黒で、誰がどう見ても守りたいタイプではなかったし、私が勝手に想像する「女の子」という生き物に対する憧れは増す一方なのであった。
うさぎちゃんにさくらちゃん、リナリーなど、戦う女の子のことも大好きだったけど、それとこれとは話が別なのである。（世の中のデカめ女子は多少はわかってくれる気がする）

加えて。
二次創作的な意味では、元々腐女子ではなくて夢女子（っていうのか？）だった。
ＢＬの二次創作があるということを知ったのは随分と前だったし、多少は読んだりもしていたけれど、長らく夢女子。
元々小さい女の子に憧れている夢女子が、途中から腐女子になるとどうなると思います？

そう、見た目で受け攻め決めるんですよ。
（腐女子なんて皆そうだよ！っていうご意見、今は結構です間に合ってます！）
見た目って髪の色とか服の趣味とかそういうのじゃなくて、

大きい方（がたいが良い）が攻め、小さい方（華奢）が受け。

もっと言うと、身長差がないと最初は興味を示さない（恋愛させない）。
こう、だから、比較的身長が大きい2人組の恋愛事情には興味がわかない。
（勝手に例に出して恐縮ですが、皆大好きテニプリで言うと、塚リョは読むけど塚不二は読まない。今となっちゃ手塚も不二も華奢だなって思うけど）

凝り固まったＣＰ観で受け攻めを決めていると、そのうち自分の考えの中に齟齬が生まれてきます。
攻めに認定したＡの性格は面倒くさそうだし弱弱しいところがあったりして、受けに認定したＢは精神的に安定していて豪快で所謂「男っぽさ」がある。
えっ、でも攻めっていうのはカッコよくて頼りになる男役で、受けっていうのは守られたい女役だよね…？どうしよう…？
どうしようじゃねーわ好きにしろよ、と当時の自分に言ってやりたいけど。
とにかく私の中ですんなり受け攻めが決められない現象が起こります。

そもそもこれの答えはひとつなんですよ。
人呼んで性癖。
そう、性癖です。
これの違いによりそもそも受け攻め逆転現象とかはままあり得るし、好きに受け攻め決めりゃいいだけの話であって、ＡＢでもＢＡでも好きに妄想してればよかったんですけど、当時の私は「攻めとは背が高い方でかつ性格的には男っぽい方」で「受けとは背が低い方で性格的には女っぽい方」という謎の固定観念があったのである。
いや誰が決めたんだよそんなこと！
少女漫画で育ってきて小さい女の子とか、そういう子がする恋愛に憧れていた私だよ。
（それをＢＬにまで持ち込むっていう衝撃の事実）

結果、身長差による受け攻めは覆らないと思っている私が「ＡＢなんだけどＢの方が精神的には攻め」とかいう摩訶不思議な言葉を生み出します。
ちなみにこれに対する生粋の腐女子である友人の答え。

「ＢＬの受け攻めなんて挿入するかされるかでしか決まらないよ」

いやもうほんと真理ー！！！！！！！！！！！！！！！
それだけー！！！！！！！！！！！！！！！！！！
どんなにＢがカッコよくて頼りになって精神的に男前だとしても挿入されてたら受けー！
小さい方が受け入れるべきとかそんな決まりないよー！

そう！！！！！！！！！！！
人は！！！！！！！！！！！
それを性癖と呼ぶ！！！！！！！！！！！！！

「ＡＢ好きな人が好きなＢと、私が好きなＢは違う気がする。Ｂは精神的に攻めだから」

じゃねーわ！！！！！！！！！！！！！！！！

それただの解釈違い！！！！！！！！！！！！

はい解散！！！！！！！！！！！！！！！！！
別々の場所で共に生きよう！！！！！！！！！

数年越しにＭちゃんにお伝えしたい。

答え：精神的受け攻めなどない

※個人の解釈です

夢女子から移ってきた腐女子の私は、最初は固定観念の元、取捨選択して食べていたんですけれども、この広い電子の海を泳いでいるうちにたくさんの素晴らしい作品に出会って、たくさんの個人的に納得できる解釈に出会って、はーーーーーんなるほど二次創作のＢＬ作品というのはこんなに色々あってこんなに楽しいんだなあと徐々に食べる範囲を広げてきたわけで、結果、今の私がどうなっているかというと、受け攻めなど些細な問題なので、性格的な解釈が一致すれば喜んで読むし、一致しないものについてはこの人の解釈はこうなんだなーへー同じ作品読んでるのに面白いな、人間って面白いな！！と本当に何のＣＰでも食べる雑食になりました。

ただ、自分が書く場合に限り、身長デカい方が攻めで小さい方が受け、という身長差萌え性癖は今でも割と残っていて、性格的には～～～～～～～～ＢＡが萌える気がするんだけど～～～～～～～～～～～…やっぱＡＢ！っていうジャッジが下されることが多いです。



と、せーぶのね、夫婦をね、掘り下げようとすると思っちゃうんですよね。
西新の旦那まじでＨＳＫだしこういう攻め格好良い～～～！って思うし、ひなちゃんは本当によくできた嫁で可愛さ100点花丸！って思う、思うんですよ、思うんですけど、

西新164・ひなちゃん174（ですよね？）っていう身長差はーーーーーーーーーーーーー
見逃せないっ！！！！！！
性癖的にっ！！！！！！

せーぶのミュージカルのおかげでたくさん世の中に現れた西新ひな作品、性格の解釈は一致しているので何でも読むし何でもいいねするし「萌え～～～かわゆ～～～」って転がりながら読んでいます。
でもどうしても、「挿入するかされるか」で考えると、私はひな×西新になっちゃ…う…ような…？
いやいやいや、しかし皆さんの西新ひな作品は大変萌える。
？？？？？？？？？？？？？？？

結論：夫婦のそれについては考えない。

考えません。
考えない。
うつたかがうつたかという概念で私の中で地位を確立したように、最早せーぶの夫婦も旦那と嫁として地位を確立している。
受け攻めについて私が考えるのは非常に野暮であって、世の中の夫婦を愛でていきたい。

人によっては大大大問題である受け攻め、私にとって性格や関係性の解釈さえ一致していればめちゃくちゃ些細な問題なのである。
人によっては大大大問題であることを一応は理解しているつもりなので、ＣＰ表記とかは気を付けるようにしています。
少しでも地雷がある人は読まない方がいいのが私の話です。（開き直り）

夫婦可愛いよね。
夫婦好きです。
夫婦ありがとう、答えが出たよ。
君たちの受け攻めについては迷宮入りしたけど。
ちなみに園と湖については身長が同じなので性格の性癖だけで答えると園湖です。

何の話やねん。
私の腐女子としての思考回路の話。
眠くなってきたので終わります。