存在すること、走り続けること、願うこと（8/12 紙端国体劇場さま新刊）

タイトルの時点で心の準備いくらしたって無理だと思うじゃん！
「生きたがりの路線は喜劇」

ねえ！？！？！？！？！

ＯＬの映画でも心がざわついていて忙しい私ですこんにちは。
皆さん見ました？感動とか愛とかそこももちろん素晴らしいんですけれど、何より笑いが私の中で大きくて楽しい映画だったので見てください。
LOVE or DEADって何だよと思ったけど、いやほんと、愛か死かって感じだったわ。
ＯＬの話はまた今度。

というわけでね！夏のせーぶ本なんですけど！
新宿はイケてる男なの、わかってたけどあいつほんとイケてんな…。
ああいう男がモテるんですよね！世の中ね！他人が好きだというものを素直に一緒に喜んだり褒めたりするのって案外難しいと思うんですね！？それをああやってさらっとやってる新宿はイケてるしモテるし旦那だよ…。ﾁｭｰﾄ徳井さんバリの対応。花丸。（徳井　タピオカ　指原　で検索しよう！）
プラス前半最後の大根の煮物のくだりもそうだけどさ、安比奈の思いを汲み取って自分は別に気にしないけどそれを指摘したりもしないじゃん。いやほんとイケてる。

お前のものは俺のもの、俺の物はお前のもの。

何か違うなこれはジャイアン…。
お前の好きなものは俺も大切にするよ、っていう！その！精神！モテキング！ﾋｭｰ！

主夫安比奈の悩み、そしてあの能力、すごいよね家族にとって無くてはならない宝物だ！
現代日本の割には兄弟が多い家庭だったもんで、ほんと、洗濯物、畳む、仕舞う、大変ネ。
間違うと怒る奴いるしそのまま着てっちゃう奴もいるし悲劇。
あの能力、必要、絶対。
そして常に安比奈ちゃんのためを思って行動している旦那。ＨＳＫ。いえあ。
自分のポイントを上げるのを忘れないところもさすが。アピール力も加算されて総合点ぶっちぎりの１位です！

ところで煙草のターンなんですけどね？？？？？？
読解力が乏しいが故にいまいちわかってないんですけど、自分の望みが絶えていくときに吸っていた銘柄が皮肉にも「希望」で、くそったれ！という思いでやめたという理解でよろしかったでしょうか。
それとも願掛けみたいなもので吸っていた「希望」だったけど、全然叶わないからやめたんでしょうか。
有識者の方、どうかご教示いただけますと幸いです。
ああいう時にさーあ、何だっけ忘れたなあっていうのがさーあ、旦那の旦那たるゆえんだけどさーあ、それで旦那は大丈夫なのってちょっとだけ心配になる。が、ああ言わない方がむしろ潰れるんだろうなと思うと、こう、胸が！！締め付けられる思い！！！後述します！！！

そしてほんと、嫁は旦那が大切だし旦那は嫁が大切だし、それはせーぶの中では周知の事実だし西武園、言動には気を付けようね！！！一言多かろうとそれを止めたりする面子がいないのもせーぶの良いところですよね。狭山がおかしくても許容されてるし。でも意外と子供に悪影響のあるものは隔離しようとしたりもしてて、一線は越えない常識は持ち合わせてる。西池がトップなだけあるなと思いました。堤会長のことを除けば常識人になる西池ほんとギャップ萌えで心の底から好きなんですけどあれそういえば西池はどこに？？？？？？？？？？？？？？？

どこに！？！？！？！？！？！？！？

二日酔いか！？！？！？！？！？！？！？！？
うっ、良かった本編（？）にはいた…。

そう、本編。
本編です。
ご飯食べる時髪結んでるの国分寺とだれ！？拝島！？とか、さらっと食器洗ってる豊島お前も実はイケてるメンズなんじゃないか！？とか、旦那の俺にはばれる諦めろ発言とか細かいところで気になることはたくさんあるんですけど、



よくないよ
俺は……
だって俺は人間じゃない



そーーーーーーーーーーーーーーーーーー来るか、と。
そう来るか…！
青春先生が天才であることは周知の事実ですし、絵も大好きだけど何より言葉の表現力が桁違いだなと思って生きていたけど、改めて好きだなと思った次第で。

路線としてこの世に存在して、路線として生きてきて、走れなくなって。
それでも「西武安比奈線」としての戸籍が残っていたから存在していて、西新の「大丈夫だ」を信じて路線として走る未来を諦めないで生きていたはずが。
人間みたいなことに喜びを感じるようになって、愛おしくなって、それに対して安比奈が感じたことは「罰があたる」って、悲しいし寂しい。安比奈の言葉を借りるなら、「だって私は人間だから」安比奈がそんな風に思うのは寂しい。あったかくて誰かにとって嬉しいことのはずなのに、安比奈はそれを罰があたるって言う。寂しい。

でも、「路線」としてしんどいのだろうということも、何となく理解できる。
私たちだって個の自分と集団の中での自分は肩書と立ち位置が違って、個には個の、集合体の時の自分にはそれ相応のプライドとか責任があって、そこに意義を自分が感じなくなったら、存在（在籍）していることがしんどくなることはある。
安比奈はそれとは比べ物にならない、自分の根幹の部分が時間をかけてゆっくり変わっていってしまったわけで。

そしてそれを全肯定することで変えていった者たちのうち、一番影響力を持っていたのは西新なわけで。

西新だけじゃないとは思うんですよ。だってあんなにせーぶの皆は安比奈のことを慕ってる。生活の中で色んなものが芽生えて、そういう存在としての安比奈を大事にしているのは西新だけじゃない。

だけど、「大丈夫だから」と説き伏せて納得させて自己肯定させたのはたぶん西新。
だから、絶対に今更覆すことも安比奈の懸念に寄り添うことも許されない。
安比奈が苦しんで出した辿り着いてしまったことに、肯定してやることは出来ない。

路線の本能としては安比奈の方が自然だし正しいんだと思う。
西新を最終的に信じた安比奈だし、安比奈が選択してきたことでもあるんだけど、西新の「大丈夫」が与えた影響はあまりにも大きくて、世界中が敵になったって、西新だけは今の安比奈を全肯定してやる義務はあると思う。
西新もそれはわかっているし、安比奈が西新の自信に救われてきたところもあるから、西新はいつだって自信に満ち溢れてなきゃいけないし、それを崩したら潰れるのは安比奈だけじゃなくて西新も一緒。



西新も安比奈も、もう十分傷ついたから、願わくば西新の「罰」がもう終わっていますように。
「絶対」が今度こそ叶いますように。



ヲタクは、ヲタクは祈ることくらいしか出来ないんですよおおおおおおおおおあと課金んんんんんんんんんん！！！！！！！！今年！今年は！せーぶ乗った、乗ったよ！！ちゃんと乗ったから！！神様お願い！！もう西武新宿線の終点は高田馬場でいいのでは？とか言わないから！！！（度々職場で上がる議題：西武新宿駅の存在意義と都営新宿線の「西新宿」と「新宿」問題）

夫婦がこんなに傷ついているのと同じ世界線でさ！！！！
一番じゃなくなったことに安堵するジュニアとさ！！！人間っぽくなりたかったお兄ちゃんとさ！！！自分を殺すかもしれない路線が来たことに喜ぶ（？）だて本線がいるわけでしょ！？！？！？！？

なにこの振り幅！？！？！？！？！？

青春鉄道ほんっっっっっっとに好きです！！！！！！！！！！
今日も元気に妄想したところで終わります！！！！！！！！！！！